大切なきみへ とどけ!

ぼくはきみに恋をした
はるだった


なにもないはる
ただこれからいそがしくなるくらいの


そんなとき
とつぜんだった
きみがぼくのまえにいた


それから


ぼくはきみに恋をした



きみの目が

きみの鼻が

きみの唇が

きみの手が


すべてが愛おしかった



きみとあるいた道

きみとみた空

きみとふれていた時間


すべてが心地よくて 大切だった



でも


あるとき
きみはみえなくなった


ぼくはきみを想ってた
じぶんでも驚くほど


それから


もういちど
きみはぼくのまえにあらわれた



もう
はなれたくない


ふたりははなれなかった
でもぼくはまちがえた
きみもまちがえた





いま



きみが


ぼくのまえに
いないのは









、、、、、、、、、、、